1:2014/07/24(木) 16:34:36.63 ID:
ソース(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303828304580044531138611918
写真=グーグルが使用している64レーザーユニットのプロタイプ・コストは7万5000~8万5000ドル


 米グーグルや独BMWなどの自動車メーカーは自動運転技術のデモンストレーションを行っているが、専門家はこの種の車が普通に
道路を走るようになるまでには、車の目となるレーザーセンサーの大きさとコストを小さくしなければならないと話している。

 今日、自動運転車用の高度なライダー(レーザー光線を使ったリモートセンシング技術)システムは、メーカーによると、1台3万―
8万5000ドル(304万―860万円)で、一部のプロトタイプは最大4個の小規模でより安価なライダーを使っている。

 メーカーは、いずれこの価格を引き下げることができると自信を持っている。しかし、研究者らは、いつになったら自動運転車を
大量生産するのに十分なところまで安くなるのかははっきりしない、としている。技術面だけでなく、事故の際の責任など、規制、法律
の面での懸念も残されている。

 ライダーは、目標物にエネルギーを照射して、その戻ってくる時間を測定して、目標物との距離を測るレーダーに似た働きをする。
レーダーはマイクロ波パルスを発射するが、ライダーはレーザー光線を使い、離れた所にある小さな目標物でも検出することができる。

図表=Eyes of Car


 ライダーの支持者らは、これは車の周囲の状況について、高解像度の3次元データを車のコンピューターに与え、基本的に車の目の
役割を果たせると指摘する。米フォード・モーターは、ライダーは100ヤード(91メートル)離れた位置で紙袋と小動物を識別できると
している。

 フォード、BMW、日産自動車、独ダイムラー、それに同フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディなど多くの自動車メーカーは、
自動運転車につながる可能性のあるドライバー支援システムを研究している。自動車用ライダーを研究している米バテル記念研究所
のエンジニア、ダグラス・ソーントン氏は、ライダーについて「車の周囲に関する不可欠の情報を得る」上で唯一最良の方法だと語った。

 ライダーは通常、360度の視野を得るために車の屋根に付けられるが、将来は例えばフロントグリルの後ろなどに小型のライダーが
取り付けられるかもしれない。このようなシステムには別の場所に追加的なセンサーが必要になる。

 自動運転車のプロトタイプではライダーは、レーダーやカメラなど他のセンサーとの組み合わせで使われる。ライダーは色を識別
できず、このため交通信号や何らかの標識を「読む」ためにはカメラが必要になる。

 ドイツのライダーメーカー、イベオ・オートモーティブ・システムズの共同創業者マリオ・ブルム氏は、この種の車には、どのような天候
でも動き、ハイウェー走行時のスピードでも完璧に作動する頑丈な長距離ライダーが必要だと話した。新興技術研究を専門とする
ラックス・リサーチ社のシニアアナリスト、ケビン・シー氏は「一つのセンサーで全ての問題が解決できるというものではない。正しい
組み合わせが問題を解決する」と語った。同氏は自動運転車に関する共著がある。

 ライダーは1960年代に開発され、基本的に地質学や気象学、宇宙探査、あるいは地図作成など、産業面での用途に合わせて利用
されてきた。警察が速度違反摘発に使う「レーダーガン」にも利用されている。米国はアフガニスタンの地図を作成するのに航空機に
搭載したライダーを使った。

 単純であまり高価でないライダーは既に一部の高級車向けのクルーズ・コントロール・システムや緊急停止システムのオプションと
して使われている。

>>2の続き)
2:2014/07/24(木) 16:34:59.64 ID:
>>1の続き)

 グーグルの自動運転車のプロトタイプに搭載されている64個のレーザーセンサーから成る、米ベロダイン・ライダー社製ライダー
ユニットの価格は7万5000―8万5000ドルだ。ベロダインのセールス・マーケティング部門のディレクター、ウォルフガング・ユヒマン氏は、
この価格はユニットを組み立てる時に手作業が多くあり、生産量も限られているためだとしている。

 グーグルの自動運転車プロジェクトのディレクター、クリス・アームソン氏は、生産量が増えればライダー価格は下落すると述べて
いるが、一部のアナリストはそうは考えていない。ラックス・リサーチのシー氏は「これは鶏と卵の問題だ」と語る。ベロダインのデービッド・
ホール氏は、生産量が増えた時点で工場を建設するとして、期間は2年ほどかかると見ている。

 ライダーのコスト引き下げの一つの戦略は、使用レーザーの数を減らすことだ。ベロダインの32個レーザー・ユニットの価格は3万―
4万ドルで、1万ドルかこれを下回る価格での16レーザー・ユニットも今年中に発売する計画だ。他社も価格押し下げのために、もっと
少ないレーザーを使っている。

 フランスの自動車部品メーカー、ヴァレオとアウディは、ハイウェー走行時のスピードでの安全な運転のためには4個のレーザーで
十分だとしているが、他の自動車メーカーもこの意見に賛成なのかどうかは分からない。ヴァレオは2010年以来、ライダーメーカーの
イベオと共同で、アウディなどの自動車メーカー向けに1000ドル以下の値段でライダーを大量生産することを目指している。両社は
今年これを実現するという目標を達成できず、新たに16年を目標とした。

 ベロダインのユニットは、360度の視野を得るためにレーザーが回転するようになっている。

 ASカー(カリフォルニア州サンタバーバラ)は、可動部品を使わない「フラッシュ」ライダーを使っている。同社のユニットは単一の
レーザーフラッシュを放ち、デジタルカメラで使われているのと似ているイメージセンサーで、戻ってくるデータを集める。同社の
事業開発担当副社長のThomas Laux氏は、同社は15年に1個1万ドル程度でサンプルを自動車メーカーや部品メーカーに供給する
計画だが、これが車に搭載されるころには500ドルかそれ以下に下がっているだろうとの見通しを示した。

 ライダー・ニューズ誌のエディター、ジーン・ロー氏は、フラッシュ・ライダーは可動部分がないことで、生産が増える中で価格が
下落する最大の可能性があると指摘した。

 どのようなライダーにとっても不可欠の部分であるレーザーも安くなる可能性がある。ライダーシステム用の半導体レーザーを
製造するトライルミナ社のデービッド・エーベル最高戦略責任者は、現在1500ドル以上する価格を16年までに10分の1の150ドルに
下げたいと考えている。

(終わり)
4:2014/07/24(木) 16:40:35.87 ID:
逆走車が来た。一巻の終わり。
6:2014/07/24(木) 16:55:35.48 ID:
大雨が濃霧だったら怖いな
13:2014/07/24(木) 17:17:18.41 ID:
まあドイツとアメリカが組んだところでたいしたもんはできんよw
16:2014/07/24(木) 17:30:26.91 ID:
これがうまくいけば一気に無人兵器開発が進む
17:2014/07/24(木) 17:30:36.92 ID:
世界中の車を一掃してシステム統一できれば楽にクリアできる問題だろうにな
20:2014/07/24(木) 17:33:44.82 ID:
他の車のセンサーと干渉はしないの?
22:2014/07/24(木) 17:46:00.67 ID:
別に完全自動にする必要なんてないんだから
もっと安いシステムで良いよ。こっちが自動でも
他は全部手動なんだぞ。
30:2014/07/24(木) 18:23:04.18 ID:
カメラでええやん
見えないなら走らなくていいし
33:2014/07/24(木) 19:12:11.47 ID:
まずは事故の起きにくい高速道路から始めて実績積みだ。
2025年ぐらいには、2時間通勤も本読んだり、爆睡したり、酒飲んでもOKになるといいなあ。
35:2014/07/24(木) 20:26:35.93 ID:
これが実現したら流通革命だろうな